日 程 | 2023年03月04日(土)-2023年03月05日(日) |
ルート | 北穂高岳 滝谷・クラック尾根 |
メンバー | 鈴木、増子 文:増子 |
土日とも天気が良さそうだったので、滝谷・クラック尾根に行ってきました。
北アルプスなら木曜の降雪も早めに止むし、金曜日が晴れで雪もある程度落ち着くだろうし、そこまで気温上がらないので雪崩リスクも低いだろう、という判断。
結果、雪崩リスクは想定通りだったものの、思った以上に雪はしまっておらず、すね~ひざラッセルで、14時登攀開始、21時トップアウトというまさかの事態に。
とりあえず、トップアウトは出来たからよかったものの、判断力や、平日からの準備に課題が残る登攀でした。
でも、まぁ、無事登れてよかった。
■課題
・取り付き判断ミス
小氷瀑が全く凍ってなくて、そのままスルーして、そのままB沢を抜けてしまいそうに。。
メガネのコルでようやく気づいて、慌てて戻って、メガネのコルのルンゼから登攀。
事前に調べた位置情報とも一致していたのに、氷がない=違う、という安易な判断で、よく考えもせずにスルー。地形的にここしかありえないのに。
・平日からの準備不足
車移動中の2時間睡眠のみ+先週末に山に行かなかった分、平日の筋トレやりすぎて、週末に疲れが残る結果に。。
結果、ペースは上がらないし、判断能力低下するし。
■コースタイム
01:30 新穂高温泉
04:30 滝谷出合
07:30 雄滝登攀終了
09:00 B沢出合
14:00 クラック尾根登攀開始(戻ったので、1時間程度ロス)
17:40 じゃんけんクラック+もろい凹角終了
21:00 北穂小屋到着
07:30 北穂小屋出発
08:00 B沢のコル
09:30 B沢出合
11:30 滝谷出合
14:10 新穂高温泉下山
■装備
・クォーク:雪の処理は楽だった。ノミックのほうが登りやすいので、一長一短。
・旧ダート1本爪:簡易スノーシェッドつけてて、問題なし。岩はモノポイントがやっぱ使いやすい。
・スクリュー4本:雄滝で2本利用。短め必須。
・カム類1.5セット:ちょっと多かったかも。
・ハーケン5本:1本だけ利用。カム使えるし、そんなにいらないかも。
・トライカムevo, #5,6:一回も使わなかった。もう少し濡れてたら使ったかも。
・イボイノシシ、アイスフック:イボイノシシは使うところない。アイスフックは岩に刺したら、残置する羽目に。。
・スコップ、スノーソー:お守り。
・土嚢袋:滑滝懸垂下降用のお守り。滑滝埋まってたので不要だった。
・シュラフカバー:ビバーク用。小屋泊で利用。
・マット:リッジレスト5マス。小屋泊可能性高かったので、持参。正解。
・スノーシュー:B沢2700m まで利用。無ければ敗退だったかも。