谷川岳一ノ倉沢 衝立岩中央稜

日 程 2024年10月06日(日)-2024年10月06日(日)
ルート 谷川岳一ノ倉沢 衝立岩中央稜
メンバー 福、金

あまり天気は良くなさそうだけど、2人で谷川岳の中央稜へ、 幾人もの岳人を飲み込んだ一ノ倉沢の岩壁群、一ノ倉沢出合いに立つとあの場所特有の雰囲気に緊張せずにはいられない。

▲三角の岩が衝立岩、その左のスカイラインが中央稜
テールリッジの手前まで巻道を進み そこから懸垂してテールリッジに乗り移る、 前日の土曜日が雨で土曜日の夜中にも雨が降りテールリッジはヌメヌメのツルツル状態でまともに歩けずFIXロープに何度も助けてもらう。 乾いていれば快適な登りなのにな〜

▲テールリッジの登り、眼下に一ノ倉沢出合
テールリッジを登りきったところで衝立岩中央稜の取り付きに到着、準備していると後ろから3人PTがやってきて烏帽子岩南稜へ行くとのこと、 今にも雨が降り出しそうなどんよりな天気の中1ピッチ目スタート 簡単なフェイスから左上してリッジ上のテラスまで。

▲1ピッチ目
2ピッチ目はテラスから5m程トラバースしてルンゼ状を登る、リッジから外れてルンゼに入ったのでどこかで右のリッジに戻らなければならない、右のリッジを観察しながら登れば「ここだ!」といところが見えてくるはず、 リッジに戻ったところで2ピッチ目を終了した。

▲2ピッチ目出だしのトラバース
3ピッチ目は上に向かってフェイスクライミングで難しくないが、ポツリポツリと雨が降ってきてしまった…

▲3ピッチ目、リードとフォロー

4ピッチ目、核心のチムニーまで10mほどの簡単なスラブ混じりのフェイスクライミングだが雨は本降りに、 濡れた岩にクライミングシューズが全くフリクションしてくれない。何度もルートを探るがどこもかしこもビショビショでヌルヌル状態。
あと30分雨の降り出しが遅ければ… なんて考えてもしょうがない 今日は登るな!と山の神様が言ってるんだな、 無理して怪我しても元も子もないのでここで撤退を決める。


▲4ピッチ目のチムニーの下、本日の最高到達点、ここからビレイ点まで恐怖のクライムダウン…


▲3ピッチ目終了点から懸垂下降で同ルート下降、ツルツルのテールリッジも懸垂を交えながら下降し無事に出合いまで下山した。

山は逃げないからまた行きましょ!