日 程 | 2024年12月29日(日)-2024年12月31日(火) |
ルート | 中央アルプス 宝剣岳 |
メンバー | 先生、高、ナベ、直、開、アキコ×2 |
12/29 濃霧、強風
当初は北ア•槍ヶ岳横尾尾根を計画していたが年末寒波を見据えて中央アルプスに予定を変更した、だが寒波の影響は中央アルプスでも例外ではなく千畳敷駅から外へ出ると前日までの降雪で積雪は深く濃霧に包まれ風も強い。 テント装備全背負でサギダル尾根〜宝剣岳〜宝剣山荘の予定だったが中止にしてワカンを装着、メンバー全員で千畳敷カールから宝剣山荘を目指すことに、 ワカンを装着して先頭グループの後を追うが直ぐに追いついた。
当初は北ア•槍ヶ岳横尾尾根を計画していたが年末寒波を見据えて中央アルプスに予定を変更した、だが寒波の影響は中央アルプスでも例外ではなく千畳敷駅から外へ出ると前日までの降雪で積雪は深く濃霧に包まれ風も強い。 テント装備全背負でサギダル尾根〜宝剣岳〜宝剣山荘の予定だったが中止にしてワカンを装着、メンバー全員で千畳敷カールから宝剣山荘を目指すことに、 ワカンを装着して先頭グループの後を追うが直ぐに追いついた。

先頭グループはワカン装着者が少ないからなのかなかなか進まない、進むのを待っていても埒が明かないので横から全員抜いて我々でラッセルを開始、 時刻は12時を過ぎ日帰りPTは続々と撤退していく、朝には長蛇の行列だったがだんだんと短くなっていった。 乗越浄土の手前の急傾斜帯では先頭はザック置いて空身で胸ラッセル、階段状になったステップを3番手か4番手が先頭者のザックを一段ずつ持ち上げて行く、人数が多いならばザックを取りに戻るよりこの方が早いかも、 先頭を交代しながら延々とこの作業の繰り返し、風も強くガスで視界もなく「THE雪山」を堪能できた。 13時30分頃にやっと乗越浄土にたどり着いたが宝剣山荘すら見えず辺り一面は真っ白、この日は宝剣山荘の横に幕営した。

▲乗越浄土ゲット

▲強風のなか宝剣山荘の横に幕営
12/30 晴れ〜濃霧、強風
青空が広がりとても気持ちいい朝となった。 サギダル尾根隊と極楽尾根隊に別れて登攀するはずだったが、極楽尾根取り付きに向かうA沢に入ると西面だからか風が一気に強くなり常時15m程の強風……。しかも天気は下り坂…。 「うん、やめよう!」となり全員でサギダル尾根へと向かう事に、前日ラッセルした千畳敷カールのトレースは消えて下りラッセルになるもカール内は風も当たらず穏やか、ロープウェイ始発組が来る前にトレースを駅まで繋げられた。
青空が広がりとても気持ちいい朝となった。 サギダル尾根隊と極楽尾根隊に別れて登攀するはずだったが、極楽尾根取り付きに向かうA沢に入ると西面だからか風が一気に強くなり常時15m程の強風……。しかも天気は下り坂…。 「うん、やめよう!」となり全員でサギダル尾根へと向かう事に、前日ラッセルした千畳敷カールのトレースは消えて下りラッセルになるもカール内は風も当たらず穏やか、ロープウェイ始発組が来る前にトレースを駅まで繋げられた。



サギダル尾根も千畳敷駅からは交代で膝ラッセル。 眼下には千畳敷カールを登る登山者がアリの行列のように見える。 途中でサギダル尾根を駆け上がって行く黒い野ウサギを見た、冬なのに黒い毛のウサギは珍しいらしい、それにしても超軽量フルタイム4WDのウサギはめっちゃ早かった!

普段ならロープを出さない途中の階段状も急な雪壁となっていて、3パーティに分かれてロープを出した。足元の雪が崩れて踏み固まらず登るのも一苦労した。

核心部の岩稜部も雪がベッタリでなかなかの悪さ。最後の雪壁をこなしサギダルの頭へ飛び出したがかなり風が強い。



ここからは極楽平〜千畳敷カール〜宝剣山荘組と、サギダルの頭〜宝剣岳組に分かれて行動した。

コンテで宝剣岳へと進む、新雪の付いた宝剣岳を超えるのにどのくらい時間が掛かるのか、場合によってはサギダル尾根よりも悪くなるだろうな、と思っていたが、風で雪が飛ばされているようで思っていた程悪くもなくすんなりと超えられた。



宝剣山荘に戻る頃には天候が悪化し、またまた強風のガスガス、程なくして千畳敷カール登り返し組も無事に戻り 宝剣山荘で乾杯した。

12/31 強風&濃霧
夜中から強風でテントは揺らされて中々寝れなかった。天候が良ければ空木岳まで縦走しようと計画していたが、年始の天気もあまり良くないので、下山を決める、テントを撤収する時に突風が吹きテントポールが折れてしまうアクシデントもあったがなんとか撤収、完全にホワイトアウトした千畳敷カールをGPSを頼りに下る、風により消された踏み固められたトレースを探しながら進むも探しきれず膝まで埋まりこれまた交代でラッセルしながら進むことになった。
夜中から強風でテントは揺らされて中々寝れなかった。天候が良ければ空木岳まで縦走しようと計画していたが、年始の天気もあまり良くないので、下山を決める、テントを撤収する時に突風が吹きテントポールが折れてしまうアクシデントもあったがなんとか撤収、完全にホワイトアウトした千畳敷カールをGPSを頼りに下る、風により消された踏み固められたトレースを探しながら進むも探しきれず膝まで埋まりこれまた交代でラッセルしながら進むことになった。


一瞬のガスの切れ間から目の前に千畳敷駅が見えた時は少し安堵した。 無事に千畳敷駅にたどり着いて皆と硬い握手を交わして山行を終了とした。 3日間の山行でサギダル尾根しか登れなかったが、それ以上に仲間と濃密な時間を過ごすことができ充実した山行となった。