上越 万太郎谷本谷

日 程 2023年08月11日(金)-2023年08月12日(土)
ルート 上越 万太郎谷本谷
メンバー 石綿、渡邊
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【コースタイム】 (1日目) 入渓6時〜オキドウキョウ7時45分〜一ノ滝10時45分〜二ノ滝12時45分〜幕営地13時15分 (2日目) 出発6時15分〜三ノ滝6時45分〜肩の小屋11時30分〜国境稜線〜吾策新道〜下山19時
【装備】 50mダブルロープ 1本 ファイントラックゴージュバック25(フローティングロープ25m) 登攀具 ファイントラックゴージュタープ 釣具
【課題】 ・長時間、長期間、歩き通せる体力と精神力は、52にもなれば自然と少なくなっていく。前向きに受け容れ、自分をできるだけ労う。
【感想】 初めての万太郎本谷。2日間お天気良く、真夏の太陽に照らされた渓谷は、とても素晴らしい景観だった。忠実に谷川岳肩の小屋直下につめて、万太郎山経由で猛暑のなか下山。最後は疲労がピークになり、かなりの充実感を味わうことができた
その他】 ・前泊で使用させてもらった土樽自然公園は、 トイレ24時間使用可能、駐車場あり(舗装された駐車場は、トイレから100mほど離れている)、とても静かで快適。 ・雪渓はまったく見当たらず、入渓前のアメダス(みなかみ)数日間降水量なしだったが、水量少なめで、オキドウキョウ、その他のゴルジュ、釜、ロープを出すことなく通過することができた。 ・一ノ滝は、右壁を2Pで登った。1P目(渡邊リード)直登して樹林帯でピッチを切り、2P目(石綿リード)落ち口へ樹林帯をトラバースした。1P目、古い残置ハーケンは使わずに、手持ちの2本を打ち足して登った。登りきるのに1時間ほど費やした。
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一ノ滝

・三ノ滝、下部岩壁を石綿リード。上部滝、水際左のラインを渡邊リード。上部滝では、残置ハーケンを2本使用したが、若干ういているような感じがあったので、根本まで打ち込んでいる。また、上部滝では、苔、ヌメッている箇所が多く、数カ所たわしで擦りながら慎重に登った。

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三ノ滝

・滝の登攀、詰めなどでヌメッている箇所がある。ラバーソールの場合は、靴の上に少し大きめの靴下を履いて歩くと滑り止めに効果大。 ・下山は、国境稜線、万太郎山経由だったが、 その場合、肩の小屋直下まで詰めずに、ショートカットしたほうが、時間短縮、体力温存になったかもしれない。 ・釣具持参、途中で釣り糸を垂らすが反応なし。全体を通して魚影がまったくみられなかった。 ・真夏の猛暑&長い下山で、水分補給がギリギリの状況になった。どこで飲料を確保するか、 源頭部(肩ノ小屋が近いので抵抗感あり)で補給するか、肩ノ小屋で購入するか、大障子避難小屋から徒歩10分の下りで確保するか、事前にある程度計画できると良かった。

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(記録:渡邊)