小川山_野猿返し

日 程 2024年09月08日(日)-2024年09月08日(日)
ルート 小川山・野猿返し
メンバー 福、金、池
■形態:アルパインクライミング
■行動記録
天候:くもり時々晴れ
05:30野辺山駅==取付07:00–12:45終了点–13:00懸垂終了–14:00駐車スペース(下山)
週末集中岩トレーニング2日目、車中泊に対策が必要だと痛感した新人の池です。行き帰り共に核心となるであろう林道の大穴を、先輩方のスーパー運転テクで抜ける。
取付は駐車スペースからとても近いけれど、途中の沢の水量が多く、靴を脱いで渡渉。水が冷たすぎて足が痛い。

▲堰堤落ち口付近は平らで歩きやすい
前日の男山ではのらりくらりとかわしたリード、ここでは全ピッチリードを指示され、不安MAXで取り付く。

▲湿ってすべすべ、縦溝にしか手掛かりを見つけられず涙目
1P ボルトが右にあるらしいのに、登りやすい左側を選んでしまってからロープ流れが最悪!と気づき、右往左往した挙句早くもピッチを切る羽目に。借りた240cmスリングでピナクルの支点を作るが、フォローで登ってきたリーダーから早速指導を受ける。が、ピッチの切り方は間違っていなかった模様。
2P〜4P ロープ流れがうまくいかず、トポより短くピッチを切っていた。故に時間がかかるが、トレーニングで後続もいないのでやらせてくれる。

▲急に視界が開けて緑が爽快!

▲歩ける所だけど、撮られているときは怖かった
5P 核心ピッチ、Ⅳ+。凹角までは良いけどピナクル右側に回り込んでトラバースしながら立木のレッジまで進む。ランナウトが怖い。

▲この後、右側に回り込む
回り込んだ先、立木の支点でのビレイはレッジの外側に体を投げ出す形だ。この木が折れたら私は…と思いながら流れの悪いロープを手繰り、フォローをビレイ。それにしてもロープ振り分けが下手くそすぎる。

▲ここのトラバースがけっこう怖いのです

レッジで狭いため手前で即座にピナクルでセルフをとるリーダー。カッコいい。
その後の直上は凹角から薄かぶりを超える必要あり。ここはジムじゃない、フリーじゃないぞと必死にカムを差込み、当然のようにカムをつかんで薄かぶりを乗り越える。

▲ビレイがカッコいいしロープもきれい。さすが。

▲野猿返しの良い点は岩が硬いことだと思った
6P以降 この先はⅢ、Ⅱなので気が楽。教わったロープ流れを良くするランニングを試しながら進む。
しかしオールリードで疲労が顔に出た私に配慮してか、また雷の音も聞こえたため残りの歩きパートはフォロー2人が先行し、最後は足早にコンテで終了点へ。

▲トップアウト。よかった〜
懸垂で岩場を降り、しっかりした踏み跡から渡渉点に戻って下山完了。天気予報がすぐれなかったせいか、貸切でした。
3人はロープアップと捌きが難しく、マルチは2人でつるべが一番だな…としみじみ思いましたが、実地でのとても良いトレーニングとなりました。ありがとうございました!