アイススクリューの比較と研磨
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使う道具は、まず、これです。 刃物を研ぐには刃物研ぎの道具が一番。チェーンソーの目立て用ヤスリです。φ4mmの物が良いようです。スクリューを万力 に固定して、十文字に谷間を削り込みます。その際に、真下に削り込むだけでなく、気持ち時計回りに力を入れると良い位置に 穴が出来ます。 このままだと穴の縁が直角なので抵抗になってスクリューの回転がスムーズに行きません。そこで次に使いのがこれです。 |
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最後にステンレス用(難削材用)の平ヤスリで歯の形を整えてあげます。 実際に使ってみると喰い付きは非常に良いです。ペツルの様に1/4回転で手が離せるかというと、傾斜の緩い所で は良いのですがバーティカルになるとダメです。これはスクリューそのものの重さが関係しています。ペツルのレーザースピ ードライトはハンガーや本体がアルミで出来ているためにスクリューの手元部分が非常に軽いのです。そのため、先端が少し 喰い込めば手を離してもスクリューは氷に立っています。でも、改造ブラックダイヤモンドも1/4回転した後に、再度1/4回転させ る(合計1/2回転ではなく、少し戻して同じ位置で1/4回転させる)と手が離せます。 刃先を岩に当ててつぶしてしまった時などは、ついでですからペツルタイプにしてあげると良いかも知れません。 【作業はスクリューを手で持ってやったのでは刃先の角度が甘くなってしまいます。万力を作業台に固定し、木の板を2枚挟み、 その間にスクリューを挟み込むと安定して作業が出来ます。】 |