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11月2〜7日
奄美大島、加計呂麻島 沢登



● 11/2 13:08
 増子です。予定通り奄美大島に来ています。
 本日、予定ではタンギョの滝としていましたが、雨がパラついているため、生勝の大滝に転進します。

   16:55
 生勝の滝の増子・他1は無事下山しました。
 アプローチ至近で、40m 2ピッチとのことでしたが1ピッチで終了しています。 根っこが発達していて、木登りプラス、スラブのスタンスを拾う感じで、 ましこはフォローだったので、安心登攀でした。 その後、少し遡行して、7m、4m滝を登ったくらいで下山しました。
 行きの道中でさっそくハブを見かけたので、気をつけたいと思います。


● 11/3 06:07
 本日の予定は、青久谷左俣遡行〜右俣下降、青久の滝登攀〜同下降となります。11/6予定の前倒しです。

   18:09
 青久沢の増子・他1は無事下山しました。
 青久沢左俣はF1 10m程度のシャワークライミングで増子リード。 F2 大滝は下部はフリーソロで、最終ピッチを丸山さんリード。F3は増子リードで登りました。 そこから林道まで詰めて、右俣を下降。特に大きな滝は無かったです。
 その後、海岸瀑の青久滝38mを見に行き、登れそうだったので、丸山さんリード、おそらく初登。 F2 22mは増子リードでした。青久滝はフォローで登っても怖かったです。


● 11/4 06:37
 本日、フウチブルの滝となります。ロクスノ91の「フツフル原の滝」に該当します。 昨日の帰りの海アプローチの途中に滑って足親指を強打し、腫れてしまっているので慎重に行ってきます。

   14:29
 フウチブルの滝の増子・他1は無事下山しました。
 沢の左俣から下降し、滝の上から向かって左の藪を下りましたが、最後は30m懸垂でした。
 フウチブルの滝は83m 2ピッチで、1P目丸山さんリード、2P目増子リードで登り、 あとは、F10までの間、F4 17mのみ、ロープを出しましたが、F7の方が悪かったです。
 今回、はじめてのまともなピッチのリードをしましたが、 クラック技術(カムの選定、ハンドジャム、ワイド時の体の動かし方など)の、有効性が確認できました。 足指はまだ痛むので、残りの日程も、気をつけていきます。


● 11/5 05:43
 本日は、加計呂島のモダバルの滝となります。

   16:39
 モダバルの滝の増子・他1は無事下山しました。
 モダバルの滝へのアプローチには南の沢を使いましたが、懸垂用の残置があったので、 おそらく初登時も同じルートを使ったと思われます。 3級くらいのクライムダウンなど出てきて、結構悪かったです。
 モダバルの滝は前情報通り、釜の出口が無い滝でしたが少し下からは普通に水が流れてました。
 1P目は増子リードで、ロクスノ91の1・2ピッチを担当。 そこまで難しくはないですが、信頼できる支点があまり取れないのと、 ボロボロで何が壊れるか分からず、神経すり減らしてのクライミングでした。
 2P目は丸山さんリードで、落口まで。 凹角登りで、カムはある程度取れるので安心なものの、やはりボロボロで悪かったです。 ロクスノと一緒で、一度岩が欠けて落ちてました。
 結構風が出ていたので、濡れた体には厳しく、ウェットスーツの上を着て、カッパ着てても若干寒かったです。
 とりあえず、昨日と今日の大物2本が終わって、一安心です。 残りの日程も気を付けていきたいと思います。


● 11/6 06:07
 今日は、滝の鼻山周辺の林道に車で行って、ウティミズの滝(スタルトビラの滝)のある沢を下降。 河口にあるウティミズの滝を登って降りてから海岸線を南下し、 277m点の南西にある沢または336m点の北にある沢を遡行して、車に戻る計画とします。

   15:34
 ウティミズの滝(スタルトビラの滝)の増子・他1は無事下山しました。
 スタルトビラの滝の沢はけっこう小滝も多く、登りごたえのありそうな沢でした。 スタルトビラの滝は増子リードで、1ピッチで登りきっています。ロープスケールで40m程度でした。 下部はあまり良いプロテクションが取れず、1段目の落口付近のスラブをフェルトソールで登るのはなかなか緊張しました。 上部はカムもしっかり取れるのでそこそこ安心でした。
 その後、海岸線を南下し、277m点の南西にある沢、336m点の北にある沢を見に行きましたが、 どちらも微妙で、結局336の方を遡行しましたが、前半は巨岩ゴーロ帯で期待ハズレでした。 後半、いくつかそれなりの滝が出てきたのが救いです。
 本日は、ヒメハブに5匹遭遇と、蛇の多い山域でした。


● 11/6 21:28
 明日はタンギョの滝を登りに行く予定です。

11/7 11:37
 タンギョの滝の増子・他1は無事下山しました。
 下部14mはフリーでは登れそうもないので巻いて、1P目増子、2P目丸山で登りました。 アプローチ含め、ヌメリが強い沢でしたが、ホールドスタンス自体は豊富で、本流沿いを快適にシャワークライムしました。
 これで、奄美大島トリップは終了となります。一時は台風直撃か、と思いましたが、全日休みなく登れて良かったです。 結局、大滝登攀の練習をしないまま臨みましたが、沢には行っていたことと、 クラック練習の成果が出て、無事登攀できてよかったです。


【増子】