米子不動の高橋・増子は無事下山しました。 1日目は龍神エリアの見学し、不動滝の途中までラッセルして正露丸を遠目に見て終了。 2日目は大沢をフルラッセルで詰めて、夜叉を登りました。 3日目はヘッデン下山で疲れ果てたので、朝イチで下山することとしました。 3パーティーほど入っていて、1PTは下から歩いてアプローチ。 うちら含む2PTは半分地点まで車で入れたので大分楽でした。 アプローチの雪はそれほどでもなかったですが、氷はアナコンダや不動戻しがつながっていないなど、 まだ早いという印象でした。 今回は「V+級以上の滝を登る」を個人的な目標としていましたが、 思いがけずトポ上はIV級の滝をノーテンションでリードすることが出来て大満足でした。 以下、長文ですが2日目詳細となります。 6:10 テンバ出発。 大沢はトレースが無く迷いつつラッセル。 膝下くらいで増子はワカンあったのでそれなりでしたが、高橋さんはつぼ足で大変そうでした。 10:30 不動戻し取付き到着。 不動戻しの正規ラインは登れそうもないので、夜叉にトラバースして移動。 けっこう良い感じなので、阿修羅を見に行かず登ることを決意。 1P目 高橋リード 30m 右側のシャワーとクラゲがついた凹角を登る。 凹角は氷が脆く、シャワー部はステンレススクリューでさえ固まってしまい苦労しながらのリード。 2P目 ましこリード 25m 雪壁登り。一度雪が積もったあとに凍ったようで、層になっているのを叩き壊しながら登る。 シャンデリアの下部とつながるところでようやくまともな氷があったので一端切ることに。 3P目 ましこリード 15m 氷筍のようなものが層になってる氷を騙し騙しで乗っ越し、そのあとは雪壁登り。 氷柱の裏側に回って、ボルトのあるところでビレイ。 4P目 ましこリード 30m すでに16時、かつ、ヘッデンを取付きに置いてきてしまったにも関わらず勢いで登り始める。 氷柱の裏側から登りはじめ、3mくらい登ったところで落とした氷柱が顔面に直撃して口の上の方をけっこう切ってしまう。 その辺から氷柱の表面にトラバースし、周りこむ。ここが一番つからった。 表に出てから数メートル登ると、氷柱でステミングすれば斜度を殺せるようになってきたので、 あとは持久力との戦い。最後の乗っ越しでバイルが外れ、あわや、というところはあったものの、無事完登。 暗くなりはじめた中、高橋さんがフォローで登り始めるも時間切れ。申し訳ない…。 あとは、スクリュー回収して、アバラコフ懸垂を2回で無事下降。 20:30 取付きにもどる。 22:00 テンバ着。 高橋さんには家に迎えに来てもらったり、長時間ビレイしてもらったりと、感謝でいっぱいですm(_ _)m 【増子】 |