甲斐駒の佐々木・増子は無事下山しました。 七丈のテン場はテントが10張程度、奥壁は中央稜に2パーティー、左ルンゼに1パーティーと賑わっていました。 2日目は風も強くなく天候は良かったのですが、左ルンゼ1ピッチ目で敗退&増子膝負傷。 続けて入った中央稜も1ピッチで時間切れ敗退でした。 増子のワガママにより左ルンゼに行かせてもらった挙句、体調不良、ケガでほとんど登れず、 帰りは増子のガチャを代わりに背負う、と佐々木さんには申し訳ない限りです。 事前準備や、慎重さが足りないと痛感した山行でした。次に活かします。 以下、詳細。 ■1日目 小雨が降っていたため、ゆっくりしてから入山。七丈小屋のテント場は10張程度と賑わっていました。 ■2日目 アプローチ 増子の体調不良で出発が遅れ、8合目の分岐も通過してしまい、さらに取り付くのが遅れてしまいました。 ◆左ルンゼ 1P目 増子リード カムをとっている際に、不用意に浅打ちのバイルに荷重をかけてフォールして、左膝を強打。 その後も登り続けましたが、氷が溶け始めてしまい、溝の泥かき状態になったため、敗退決意。 ◆中央稜 1P目 佐々木さんリード 氷が辛うじてアックスが効く感じでかなり悪い中、見事アックスフリーで抜けてました。 2ピッチ目 増子リード 本来の1ピッチ目の終盤で正規と思われるルートが溶け始めたベルグラだったので、 別ルートを取りました。しかし、行き詰まってしまう。 時間も残り少ないこと、左ルンゼでだいぶ濡れてしまったことから敗退。 ■3日目 下山 増子の膝の調子があまり良くなく、下山に時間がかかることが予想されたため 、下山だけにすることにしました。アイシングしつつ下山して、7時間。 【増子】 |