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12月5ヤ〜7日
八ヶ岳・裏同心ルンゼ、三叉峰ルンゼ《多雪取付敗退》




 八ヶ岳は二つ玉低気圧がもたらした大雪で真っ白です。
 初日は鉱泉到着が遅かったので裏同心ルンゼが激混みだろうと思い三叉峰ルンゼに行きました。 鉱泉から中山峠へ行く縦走路から新雪のラッセルです。河原の石がゴロゴロしていて歩きにくかったです。 石尊稜へ行くパーティーと一緒になったので少しは楽でしたが、三叉峰ルンゼに入ると雪の量が増え膝ラッセルとなりました。 F1を越えると膝〜腰、F2下では胸ラッセルとなり、降雪が続いていたのでチリ雪崩も起こっていました。 たどり着いた大滝は氷柱の上部3m位だけを残し雪に埋まっていました。
 2日目は周りの方にご迷惑をかけながら激混みの裏同心ルンゼをフリーでかき分けながら登りました。 大同心北西稜の取付まで行きましたが、吹雪と風で大同心稜に逃げてしまいました。 山下は体調が良くなかったので、そこから大同心稜を下山。 津田は大同心ルンゼ上部を通り横岳〜硫黄岳間の稜線に上がりましたが、風が強いので再びジョウゴ沢に下降。 大滝や乙女の滝などを偵察して鉱泉に戻りました。 大滝は登れるようですが、乙女の滝はまだ結氷が不十分、F2はまあまあ、F1は雪に埋まっているといった状況だったそうです。
 帰りの温泉の「鹿の湯」がまさかの休館。小淵沢道の駅の「延命の湯」に行きました。
【山下】