03/31 11:12 五竜GXの津田・八十島は先ほど10時半に下山しました。 GXは悪かったです。キノコに取りついている時にそのキノコが崩壊したりで、かなり際どかったです。 詳しい報告は後程送ります。とりあえず無事に下山してます。 【八十島】 03/31 15:37 五竜岳GX稜の詳細報告です。 ●30日 入山。下降に利用する支尾根上部に幕営。 ●31日 5:00BC発〜6:30GX稜と下部支尾根のコル〜7:30GX稜下部 〜10:00オバケキノコ雪手前〜15:00縦走路〜16:30五竜岳〜17:15BC 夜間に冷え込み、よく締まった雪上を取り付きまでかけあがる。 下部支尾根とのコルからGX稜のルンゼをつめるが、日が射して来て、雪が緩み悪い。 そこそこ雪が安定してるので、ロープなしでジャンクションピークの岩場基部まで。 ここからロープを結ぶ。ジャンクションピークまで2Pは所々垂直の雪壁登り。 雪はぐずぐずで、表面から見えない所に岩から雪がばっくり剥がれた隠れシュルンド多数あり。 アックスで雪をかき落として進む。 雪稜を2Pでオバケキノコ雪基部。 このオバケは10m四方くらいあり、あまりの悪さにどこにラインを取るか迷う。 結局、正面の岩壁からよじ登り、キノコの上から突破。 津田さんリードで岩壁を登っている時、雪を叩き割る衝撃でC沢側キノコが崩壊。 ビレイ中の八十島の頭上にスノーブリッジとなっていた雪塊が崩壊して八十島を直撃。 ビレイ点が耐えたため、雪にはもっていかれず無事。 キノコの上は、気持ち悪く破断面が走る。 キノコの後は最後のGXの頭の壁で、C沢奥壁の左端雪壁を登る。 ここも所々垂直で、雪の下はシュルンドがばっくり開き精神消耗、垂直の雪壁に体力消耗。 ようやく縦走路にでた時は、ヘロヘロでした。 五竜岳を回って、何とか残業せず幕まで帰還。 夜から風と降雪あり。ビバークしていたら、かなり悲惨でした。 ●31日 雪降る中、下山。 オバケキノコ雪の崩壊は、登っている時には気づきませんでした。 八十島の頭上の雪塊だけだと思っていました。 GXの頭の壁を八十島がリード中、ふと振り替えったら、キノコの様子が変!あっ、無い!!! キノコの下、C沢側から巻くルートも選択肢にありました。 何とも際どい一本となりました。 【八十島】 |