09年1月層雲峡アイスクライミングツアー
銀河の滝・雲井の滝・錦糸の滝


2009年1月9日夜行〜12日



★ 「成人の日」の3連休に北海道層雲峡にアイスクライミングに行ってきました。昔、夏の北海道を
 旅行して層雲峡に行き、銀河の滝を見た時に「すげ−な−」と思いました。山をやるようになってア
 イスクライミングを知り、結氷した銀河の滝の写真を見た時から無性に登りたくて仕方がありません
 でした。昨年、しばらく蝸牛で登っていた木村が北海道に帰っているし、この所本州の氷はさっぱり
 氷らないしこれはもう北海道に行くしかありません。温暖化で氷らなくなる前に行く事にしました。


  

【銀河の滝】120m

右下の人の大きさと比べると滝の大きさが分かります。



1月10(土)  【銀河の滝】

     
   
    金曜日午後の飛行機で千歳に着いたのは5時過ぎ。仕事を休んで空港まで出迎えてくれた 木村に感謝!感謝!  降り立った千歳は1月の北海道にしては暖かく、ちょっと拍子抜けでした。
 すぐにひた走りで層雲峡に着き、除雪センターで幕を張って一寝入りしました。
 明けてアイスクライミング初日はやはり「銀河の滝」でしょう。  取り付きは「流星の滝」・ 「銀河の滝」前の駐車場です。広々と除雪されており観光バスが時々訪れます。注目度はNo1。
  
        

       朝に札幌からこちらで木村が所属している「えぞ山岳会」(と言うよりもともと 木村が所属していた山岳会。単身赴任で神奈川に来ていたので蝸牛山岳会に所属していた。)のク ボキさんが駆けつけて来てくれて、[木村・井上(哲)・クボキ]と[山下・石綿・立石]の3人2パーテ ィーで登りました。     
        

        
 木村リードで登った1P目をフォローするクボキさん。コールが通りにくいので、ロープが上がらず苦労する。  山下・石綿・立石組は石綿のリードで開始です。カジタのバイルでゆっくりですが着実なリードです。   フォローする立石。冬のシーズンは2年目ですが、まだまだアイスは初心者です。  


        
 2P目終了点の木村・井上(哲)・クボキ組です。現在、井上(哲)が3P目をリード中です。  終了点に上がってきた立石です。ホット一安心。  終了点でバンザイ! 十分リードを楽しんだ石綿です。




駐車場にテントを張ってのスノーキャンプなので、夜は北の味覚を堪能する大宴会!

        
牡蠣の酒蒸し  チャンチャン焼き  ジンギスカン 




1月11(日)  【雲井の滝】

  
   
    二日目は雲井の滝を登りました。滝はF1・F2・F3と有り、各滝の間は雪壁や河原になっています。 これはF1を登る石綿です。F1はちょっと立っていてラインによってはなかなか楽しめそうです。   
        

           
   
    F2は比較的傾斜が緩く裏同心ルンゼ並なので立石がリードしました。それをビレーする石綿です。   
  



夜は秘湯の幌加温泉「鹿の谷(かのや)」で…

           
   層雲峡から車を飛ばして1時間。宿が2軒しかない幌加温泉です。自炊の素泊まりでしたが、 ここでも牡蠣の酒蒸しと木村さん特製のキムチ鍋で満腹でした。 この露天風呂が…。いや、もう…。楽しいです。   
    この日は土曜の夜から一晩中降った雪が結構積もって、層雲峡から幌加温泉に行く道は除雪 のため通行止めになってしまいました。宿は予約してあったのですが通行止めでは諦めるしかありません。 雲井の滝を登った後、黒岳の湯で風呂に入って駐車場テント泊の算段をしていたら通行止め解除の一報が入りました。 「鹿の谷(かのや)」に着いたのは夜だったので、この写真は観光案内のHPからのものです。   
 



1月12(月)  【錦糸の滝】

  
   
    最終日は錦糸の滝です。手頃な手応えのF1とその奥の雪壁上のF2です。 F1は幅が広くて色々なラインが取れますが、上部は狭くなっているので上からの落氷に要注意です。   
        

           
    F1中間部をリードする石綿です。3日間で大分リードに慣れてきました。  フォローの井上です。この日の朝は少し冷え込んだので氷が硬く大変でした。   




        
    3日間、毎日通った黒岳の湯。脱衣室がめちゃくちゃ暑いので、濡れ物がすぐ乾いて良かったです。

 お世話になりました!

  


('09-03/24 アップ)