ヘッドランプのダイオード化


 最近はLEDのヘッドランプが増えてきました。吹雪の時やヤブ漕ぎで遠くを見通すのがしずらいとか電池が無くなるときにいきなり消 えてしまうと言った難点はありますが、電池の持ちが格段に良いので私もいくつか愛用しています。さて、そうなると今まで使っていた豆 電球のヘッドランプがお役ご免でかわいそうです。家の中がヘッドランプだらけになって家族にも不評。捨ててしまうのも忍びないと思っ ていたら、先日東急ハンズで面白いものを見つけました。
 最近は色々新製品が出ていて山道具も様変わりしてきました。自分でも一工夫するとさらに使いやすくなりそうです。そのため、一昔前 の「ラジオの制作」や「模型」に出ていたような工作ばかりやっている毎日です。山に行かない平日の夜や雨の土曜・日曜には最適な作業 かも知れません。

 これが東急ハンズで売っていたLEDの豆球(LEDなのに豆球と言うのも変ですね)です。 単に豆電球の口金に白色LEDを着けただけのシンプルな構造。市販のLEDはほとんど3V用なので乾電池2個 で作動するランプならこれでOKです。店にはこのほかに減圧回路を組み込んだ6V用や4.5V用等も売っていました。
 620円と値段がチョット高いのは東急ハンズなので仕方がないとあきらめて、話の種に買ってきました。この値段ならただのLED ではなくて、高輝度LEDかなという期待もあったのですが・・・

 LEDを組み込むのはかれこれ6・7年使っているナショナルのヘッドランプ。こいつとは色々な所に一緒に行った思いでの1品です。
(右写真参照)

 組み込みは極めて簡単。単に豆電球と取り替えるだけ。これでヘッドランプのLED化が出来れば安いもんです。上の説明書を読むと単3アルカリ電池で300〜 500時間とのことですから、単3アルカリが並列になっているこのヘッドランプなら単純計算で600〜1000時間持つことになります。1ヶ月位付けっぱな しにしても大丈夫。
(下写真参照)


カバーを外した所

LEDを装着

 さあこれで電池の予備は持たないで山に行けるぞと意気込んで点灯してみると・・・
 くっ・・くらい・・・。へやの電灯が付いていると、ヘッドランプが点灯しているかどう か分からないくらいの明るさです。
(下写真参照)



LEDのもの

通常の豆電球

 道具箱の中を探したら前に秋葉原で買ってきた白色LEDが3個入っていた。そこでこれを並列にして豆電球のソケットに組み込み、明るさを3倍にして見ました。 まず、LEDの側面をヤスリで削って3個を瞬間接着剤でくっつけます。この時、LEDは足の長い方が(+)なので長い足が同じ側(今回は中心)に来るようにします。 外側に来る足をラジオペンチで曲げて豆電球のソケットに収まるようにします。次に中心に集まっている足をソケットの長さに合わせて切り、ハンダでまとめておきます。 ソケットのへその部分をハンダゴテで暖めながらLEDを差し込み(+)側をくっつけます。ソケットの縁から出ている(−)側の足は適当な長さに切ってソケットの縁にハンダ付けします。



 結果は下の写真のようになりました。LED3個のものは何とか実用に耐える明るさになりました。 もちろんLEDの数が増えた分だけ電池の持ちは悪くなっているはずです。 それでも豆電球に比べれば驚異的な電池の持ちです。このヘッドランプは予備の電球を内蔵できるので、 テントの中での作業などにはLEDを使い夜間登攀などでは豆電球を使いというやり方が出来て便利になりそうです。

LED1個のもの

LED3個のもの



【発展系として】

 最近はムギ球を使った小型のヘッドランプが多く出ています。ムギ球とLEDは下の写真左のように形が良く似ています。 反射鏡の穴さえ通ればムギ球とLEDを取り替えられそうです。さいわいにもリチウム電池は元々電圧が3Vなので願ったりかなったりです。 作業はLEDの足をムギ球の足と同じくらいに切り、ヤスリで削って少し細くするだけです。 LEDの(+)(−)の極性の問題がありますが、逆に接続してもLEDが光らないだけで壊れたりはしません。 LED1個だけだとあまり明るくありませんが、最近は超高輝度LEDも出てきているので色々試してみて下さい。


                                                            ('03-04/25 作成)

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